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第3回 舌ストレス及び「舌ストレス症候群」は、現代人のみが持つ“現代病”である

さて、口の中にはやわらかいホッペと硬い歯、柔らかい舌の3人の同居人がいる。
そして、柔らかくて傷つきやすい舌とホッペは、常に歯を恐れている、というお話をしました。

さて、今日は「舌ストレスと咬み合わせ」は現代人にしかいない現代病だというお話をしましょう。

昔と違って、現代人はすべてが弱くなっているのは、皆さんもご承知の通りです。

原因は色々あります。
電車や車に乗って歩かないのも一つ。
飽食美食をしてしまうのも一つ。
これらのために、糖尿病や肥満で苦しんでいる人が多いですね。

また、除菌のやりすぎで、身の回りから、ばい菌を排除してしまったために、アトピーや花粉症などのアレルギーで苦しむ人は、国民の半数近くといわれています。

でも、それに加え、現代には、歯科医としての私が気になる現代人の特徴が、もう一つあります。
それが舌のストレス、「舌ストレス」です。
この写真を見てください。

舌に歯の跡がついてますよね。
こちらの人も、そうですね。

何故現代人の舌は、こんなことになったのでしょうか?
それは、アゴもそうですが、正確に言うと、歯の並び、「歯列」が小さくなってしまったからです。

本当は、これぐらいの大きさが欲しいのです。
歯並びが大きいと同時に、歯が直立して立っているのがお判りでしょうか?
それに比べて、先ほどの二つの写真は、歯が舌側内側に倒れこんでいます。

ではなぜこんなに歯並びが小さくなってしまったのでしょうか?
それは、現代人が咬まなくなったからです。
ではなぜ咬まなくなってしまったのか?
それは、軟食、つまり柔らかいものばかりを食べるようになってしまったからです。

これが実は、皆さんが苦しんでいる「首のコリ」の原因になっているのです。