入れ歯

入れ歯

簡単にできる、お口と入れ歯のホームケア

入れ歯のケアはポイントを抑えれば簡単です。でも、間違った方法でケアすると入れ歯だけでなく、自分の歯にも悪影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。

 

1.ブラシでよく洗浄する

Point 1

入れ歯専用のブラシもありますが、普段使用している歯ブラシで構いません。今使用している歯ブラシを入れ歯専用にするとよいでしょう。

Point 2

歯ブラシでブラッシングする際、歯磨き粉は使用しないで下さい。入れ歯の表面はプラスチック製ですので、歯磨き粉に入っている研磨剤で表面が削れ、ばい菌の温床になります。もし使うのであれば、食器用洗剤がお勧めです。研磨剤が入っていないので表面に傷も付きません。

Point 3

バネが付いている部分入れ歯は、特にバネの部分をよく磨いて下さい。バネの部分が汚れていると、それを支えている歯がむし歯や歯周病になりやすくなります。小さなバネですので汚れが見えにくいですが、丹念に磨きましょう。

Point 4

洗面台などで入れ歯を落として壊れた場合は、ご相談下さい。修理してお返し致します。

 

2.自分の歯をブラッシング

Point 1

入れ歯のバネを支えている歯をよく磨いて下さい。
普段はバネがかかっていて汚れやすいところです。ブラッシングでむし歯や歯周病を予防しましょう。

Point 2

歯と歯の間はフロスか歯間ブラシでキレイにしましょう。歯ブラシだけで落ちる汚れは歯の汚れの60%くらいです。歯と歯の間にかなりの汚れがありますので、フロスか歯間ブラシを使いましょう。
フロスは歯と歯の隙間が狭い箇所に、歯間ブラシは歯と歯の隙間が広い箇所に使用して下さい。使うだけ、むし歯や歯周病を予防できます。

3.歯と入れ歯がキレイになったら

Point 1

就寝時は、総入れ歯ははずして下さい。部分入れ歯は付けてもはずしても結構です。外してお休みになる時は、入れ歯は乾燥に弱いので、水につけておいて下さい。特に小さな入れ歯をお使いの方はなくしやすいので、ティッシュなどにくるんで無くさないようにするか、お口の中に入れておいたほうが良いかもしれません。

Point 2

入れ歯がはずれやすい時は、当歯科医院にご相談下さい。バネや噛み合わせを調整するだけではずれにくくすることが出来ます。

 

やむなく、抜歯された場合

様々な事情により歯がなくなってしまった場合、 部分入れ歯や総入れ歯などを装着することになります。 健康保険適応の場合は使用できる素材に制限がありますが、 自費診療の場合は素材の制限がなくなり、 さらにフィット感の良い入れ歯にすることが出来ます。 また、バネのないフレキシブルデンチャーなど様々な入れ歯をご用意しております。
当歯科医院では患者さんのご要望にそって、最適な義歯をお作りします。

 

義歯の種類

 

金属床義歯

金属を使用することで強度が増し、保険の入れ歯より壊れにくいです。また食べ物や飲み物の冷たい・温かいがすぐ伝わるので美味しく食事をいただけます。さらに薄く作れるのでフィット感が増します

 
 

レジン床~はじめての方も安心 保険でつくれる入れ歯~

保険でつくれるピンクの入れ歯

レジン床とは、ピンクのレジン(プラスチック)でつくられた一般的な入れ歯です。保険でつくれ、入れ歯の調整や壊れた場合の修理が比較的簡単です。入れ歯を新しく作った当初は、どうしても違和感や粘膜にあたるところなどがでてきます。
レジン床の入れ歯は、修理・改良が簡単にできますので、こういったトラブルにも迅速に対応できます。

 

はじめての方も安心

入れ歯を入れたいけど、保険がきくものが良い。 はじめての入れ歯でしっかり使えるか心配などという方におすすめの入れ歯です。

 

初めて入れ歯を入れる方へ

入れ歯は貴方のお口に合わせて作られています。しかし、初めて入れた場合は違和感を感じることでしょう。大切なのは慣れと練習です。

入れ歯をはめる前に

初めて入れ歯をはめる際は水で一度濡らしてください。 入れ歯のはめはずしは、丁寧にゆっくりとしてください。 慣れると簡単にできるようになります。

初めての入れ歯

初めは違和感が出て、外したくなりますがまず、1日は我慢してください。代表的な症状として唾液が出やすくなる歯や歯ぐきが締め付けられるような感覚が出る話しにくい吐き気がでるなどがあります。
これらの症状は2~3日で消えていきます。しかし、強い痛みや症状が出るようであれば担当医までご連絡ください。
患者さんが安心して使えるようになるまで、丁寧かつ根気よく調整を重ねてまいります。入れ歯は異物ですから馴れないのは当然ですし、不安だと思います。一緒にその不安を解消し、食べれる喜びを実感できるよう頑張りましょう。

定期健診においでください

お口の中の粘膜やあごの骨の形は日々微妙に変化していきます。入れ歯もそれに合わせて定期的な調整が必要です。
緩んでガタついた入れ歯は不便で見た目も悪いので年に3~4回は定期検査をお受けください。