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クリニックブログ / 舌ストレス改善委員会

第24回 赤い紙×銀紙で分かる⁉ 300分の1ミリ単位の調整で肩こり・腰痛を根本解消

私、安藤正之は私たちの体は、噛み合わせを起点に頭蓋骨や頸椎(くび)、肩甲骨、さらには背骨や骨盤へと連動しています。1990年から「咬み合わせと全身の関係」を研究し、2018年に「舌ストレス症候群」という概念を提唱しました。わずか数ミクロンのズレが、私たちの身体に大きな原因となっているのです。

なぜ数ミクロンのズレが身体に影響を与えるのか?

人間の歯には、歯根膜(しこんまく)という極めて敏感なセンサーがあります。そのセンサーはわずか8マイクロメーター(0.008mm)の厚み変化を感じ取る能力を備えています。一方で、健康な状態であっても歯は平均して約200マイクロメーター(0.2mm)ほど前後に揺れており、揺れと敏感さという相反する性質を同時に持っています。

この「揺れ」が大きい状態で噛み合わせに高低差があると、歯根膜は誤った“当たり”を感知し、顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)に不自然な力をかけます。その結果、以下のような全身症状を引き起こすことが確認されています。

  • 首のこり(くびこり・首コリ):顎周辺の筋緊張が頸椎に波及

  • 肩こり(かたこり・肩コリ):肩甲骨周りの張りと血流障害

  • 腰痛:骨盤の歪みを介して下肢へ負担が波及

  • 頭痛・めまい・生理痛:血流・神経伝達の乱れ

いわゆるマッサージや鎮痛薬で一時的に解消しても、根本原因である咬み合わせストレスを放置すれば、慢性化するリスクが高まります。

舌ストレスと咬み合わせストレスのダブルアプローチ

安藤院長が提唱する「舌ストレス症候群」は、歯を食いしばっていないときに舌が歯の刺激を避けようとして顎がずれる状態を指します。一方で、咬み合わせストレスは歯を嚙んだ瞬間に噛み合わせの高さが合わず顎がずれる状態です。

  • 舌ストレス:会話や食事中、舌が常時歯から逃げようとして顎が非対称になる

  • 咬み合わせストレス:被せ物や詰め物の高低差で、噛むたびに一部の歯だけに負担がかかる

どちらか一方を放置すると、もう片方のストレスと相まって不調が複合化し、「肩こり」「首こり」「腰痛」が慢性化しやすくなるのです。したがって、舌を使わない状態と使う状態、二つの視点からの治療が欠かせません。

当安藤歯科が採用する「三段階アプローチ」

安藤歯科では、わずかなズレも見逃さないために、以下の三段階で咬み合わせ調整を行います。

  1. 赤い咬合紙(咬合紙)で大まかな接触点を把握
    患者様に「カチカチ」と噛んでいただき、歯列全体の“当たり具合”を赤い点で視覚化します。ここで広範囲にわたる高低差を検出し、初期調整を行います。

  2. 銀紙(赤紙の1/3の厚み)で1本ずつ精密チェック
    銀紙は厚さ約0.04mm。さらに薄いこのシートを咬み切ってもらいながら、1000分の13.5mm単位での微調整を実施します。一本の歯だけが高い状態を防ぎ、全歯が均等に噛み合うバランスに整えます。

  3. 仮歯ステップで日常生活の違和感を観察
    被せ物がすべての歯に及ぶケースや複雑な症例では、まず仮歯を装着し、数ヶ月にわたり食事や会話時のストレス反応をモニタリング。問題がないことを確認した上で、本番の被せ物を再現します。

このように、赤い紙×銀紙×仮歯の三段階アプローチで、即効性だけではなく「持続的な快適さ」を追求しています。

舌ストレスを解消し、慢性化を防ぐ唯一の方法

舌ストレスを軽減するには、歯科医師が歯の形をミクロン単位で削り、舌の置き場を安定させる必要があります。マウスピースによる一時的な緩和効果はありますが、長期的な装着は筋肉の硬直を助長しかねません。

安藤式咬み合わせ治療は、歯の形を最適化することで舌の負担を根本から減らし、結果的に「首こり」「肩コリ」「腰痛」を予防・解消へと導きます。

当院、安藤歯科で受けられる専門性

  • 院長略歴:1990年より咬み合わせと全身の関係を研究。2018年に「舌ストレス症候群」を提唱し、現在に至るまで延べ3,000人以上の治療実績。

  • 再学習メソッド:卒業後に微生物学・生理学・解剖学を再度学び直し、独自のストレスケアメソッドを構築。

  • 安心の継続サポート:定期検診で噛み合わせバランスを維持し、セルフケア指導も実施。

 

患者様の喜びの声

  • 50代女性・Aさん
    「朝起きたときのくびこりがひどくて…。仮歯の調整後、2週間で首がしっかり回るように!」

  • 40代男性・Bさん
    「仕事中の肩コリ解消が目的でしたが、腰痛まで楽に。前かがみ姿勢もラクになりました」

お二人とも、最初は歯が原因とは思わず来院。舌ストレスを理解してから治療を受け、今では快適な毎日を送っておられます。

不定愁訴に困るすべての方へ、1度あなたの口(舌ストレス)を確認してみませんか。お気軽にお問合わせフォームよりご相談ください。

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