第23回 鏡でチェック! 咬み合わせストレスが慢性の首こり・かたこりを招く理由 ~今すぐできるセルフチェック方法~
日常的な不調が続いている…肩こりがひどい、首こりで常に重い感じがある、腰痛に悩まされる、生理痛やめまいまで…。これら、意外にも歯と「かみ合わせ」が引き起こすストレスの可能性が高いと、1990年に「咬み合わせと全身の関係」の研究を始め、2018年には「舌ストレス」「舌ストレス症候群」の名称を確立。今回は「咬み合わせストレス」について詳しくご紹介します。
咬み合わせストレスって何?
「咬み合わせストレス」とは、物を噛んだ瞬間に“顎がずれる”状態を指します。例えば、歯科治療で入れた銀歯やセラミックが少しでも高いと、その一本だけに噛む力が集中し、顎がずれてしまうのです。顎は本来、上下の歯がバランスよく当たることで正しい位置を維持しますが、高い被せ物があると一部だけが当たり、無意識のうちに顎や筋肉が歪められてしまいます。
“慣れた”違和感は解消されたわけじゃない
「最初は高いと感じたけれど、そのうち慣れた」という経験はありませんか?
実は、これは歯や顎が本来のズレを解消したわけではなく、歯根膜にあるセンサーが発する不快信号を脳が無視しているだけ。
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歯が揺れて感覚が鈍る
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センサーのアラートをシャットアウト
どちらも自然な身体の反応ですが、放置すれば顎のズレは慢性化し、肩こり・首こり(かたこり)・腰痛・頭痛・めまい・生理痛など、全身に悪影響が広がります。
舌ストレスとの違いと複合的ケアの重要性
歯を使わないときに顎がずれる「舌ストレス」と、咬み合わせ時にずれる「咬み合わせストレス」。
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舌ストレス:歯を噛んでいないとき、舌が歯の刺激を避けて顎をずらす
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咬み合わせストレス:噛むとき、一部の歯に力が偏り顎がずれる
この二つが同時にあると、不調はより複雑・慢性化しやすくなります。したがって、どちらか一方だけでなく、両方を視野に入れたケアが必要です。
今すぐできるセルフチェック方法
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鏡の前で口を軽く開け、舌に歯の痕がないか確認。
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食事中、片側だけに違和感や痛みがないか意識。
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「噛み合わせが高い気がする」「かむとき一部だけ当たる」と感じたら要注意。
これらのチェックで早期に異常を察知すれば、慢性的な首こり・かたこり・腰痛の原因解消につながります。
当院の薦めるストレスケアメソッド紹介
微生物・生理学・解剖学を再度学び直し、舌ストレスと咬み合わせストレスを包括的にケアする独自メソッドを構築しました。
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被せ物・詰め物の高低差調整:0.4㎜単位で顎のズレを防止
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顎関節・歯根膜センサーの調整:噛むたびに違和感のない心地よい咬み合わせ
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舌と顎のバランスケア:会話や食事中の舌の動きまで考慮
多くの患者さんが「肩こりが楽になった」「腰痛が軽くなった」と実感されています。
こんな方におすすめ
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長年、肩こり・首こり(かたこり)・腰痛に悩んでいる
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生理痛や偏頭痛、めまいの原因が分からない
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歯科治療後から調子が悪くなった気がする
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噛むたびに違和感があるのに「慣れますよ」と言われた
症状が続く方は、“咬み合わせストレス”が深層の原因かもしれません。まずはセルフチェックから始めましょう。
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