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こんにちは。舌と咬み合わせの専門歯科医師、安藤正之です。

今回は「ヒューマンスケールⅠ型（舌が広く、口内に余裕のあるタイプ）」の方に向けて、
**「なぜ、健康的な歯並びなのに肩こりや首のこりがあるのか？」**という問いにお答えします。

実は、舌が広くて快適そうに見えるⅠ型タイプの人でも、不調に悩まされることがあるのです。
その理由と、今日からできるセルフチェック法、そして解決のヒントをわかりやすくご紹介します。

 

【前提】ヒューマンスケールⅠ型ってどんな人？

ヒューマンスケールⅠ型とは、
✔ 顎の幅が広く
✔ 歯並びが整っており
✔ 舌が口の中でゆったりと「リビング」に座っているような状態

…そんな、いわば「恵まれた口腔環境」を持つ人のことです。
当院のデータでも、239人中わずか12人（約5%）しかいない、レアな理想型。

一般的には「肩こりや首のこりなんて無縁でしょ？」と思われがちですが…
実際には、Ⅰ型でも体調不良を訴える方が少なくありません。

【問題提起】「舌に余裕があるのに、なぜ不調が出るのか？」

それは、「咬み合わせのわずかなズレ」や「歯科治療の影響」が原因となっていることが多いからです。

Ⅰ型の方は、顎や歯並びが美しいがゆえに、不具合の原因が見落とされがちです。
ですが、以下の4つのチェックポイントを知ることで、原因と対策が見えてきます。

✅ チェック1：「前歯が先に当たっていませんか？」

普段、カチカチと歯を咬み合わせたとき、前歯が最初に当たる感じがある方は要注意です。

前歯は本来、顎を前にスムーズに動かす“ガイド”のような存在。
その前歯が最初に当たってしまうと、顎や首の筋肉に無理な力がかかりやすくなり、結果として首のこり・肩こり・腰痛などが生じます。

🔸【簡単セルフチェック】
指で前歯に軽く触れながら、咬み合わせてみてください。
そのときに前歯が「グイッグイッ」と強く動く感じがあれば、注意信号です。

✅ チェック2：「詰め物・被せ物が“高い”ままになっていませんか？」

歯科治療後、
「なんか違和感あるな…」と思っても、「そのうち慣れますよ」と言われてそのままにした経験、ありませんか？

実は、違和感の8～9割は“本当に高い”んです。

人の歯は0.1〜0.2mmほど日々動いています。
違和感のあるままにしておくと、体が無理してバランスを取ろうとし、筋肉が常に緊張状態に…
これが、慢性的な肩こりや頭痛の原因になっていることがあります。

🔸【対策】
「ちょっと高い気がする」と思ったら、遠慮せずにもう一度調整を依頼してください。
我慢する必要はありません。

✅ チェック3：「舌や頬に当たる歯がありませんか？」

差し歯や被せ物がほんの少し大きいだけで、
舌・頬・唇に「ジワジワとしたストレス」がかかります。

この「舌ストレス」は、気づかないうちに首・肩・腰へと影響していることがあるのです。
「なんとなく舌に当たる」「しゃべりにくい」「歯が大きく感じる」
そんな違和感があれば、見逃さないでください。

✅ チェック4：「前歯が長すぎて、下唇に当たっていませんか？」

ヒューマンスケールⅠ型の方でも、前歯が必要以上に長くなっている場合があります。
下唇に前歯が「カツン」と当たると、筋肉が不自然な緊張を強いられます。

🔸【セルフチェック法：「はっぱふみふみ」テスト】
声に出して「はっぱふみふみ」と言ってみてください。
その時に、上の前歯が下唇に強く当たって言いにくい場合、前歯が長すぎる可能性があります。

【まとめ】「健康そうに見える人ほど、油断しないでほしい」

ヒューマンスケールⅠ型の方は、口腔構造的には“勝ち組”に見えるかもしれません。
しかし、今回お伝えしたように、わずかなズレや治療の積み重ねが大きなストレスを生むことがあるのです。

✔ たった0.1mmの高さの違い

✔ たった0.4mmの形の違い

これだけで舌や全身にストレスが蓄積することは、あまり知られていません。

だからこそ、**「なんとなく不調が続く」「病院に行っても原因がわからない」**という方は、
一度「舌と咬み合わせ」の観点から診てもらうことをおすすめします。

【当院ではこんなご相談が増えています】

• 慢性的な肩こり・首のこり

• 原因不明の頭痛・めまい

• 舌の違和感や痛み

• 咬み合わせのズレ・気になる歯の当たり

• 歯科治療後の違和感が消えない

どれも「咬合」と「舌」の関係を調べることで、改善の糸口が見つかる可能性があります。

📌ご予約・ご相談はこちら

「私もⅠ型かも…？」と思った方、
「症状はあるけど、どこに相談すればいいか分からない…」という方は、
ぜひ一度お気軽にご相談ください。

たった数ミリの違いで、あなたの身体が劇的に変わるかもしれません。
そのヒントは、あなたの「舌」と「咬み合わせ」の中にあります。
お気軽にお問合わせフォームよりご相談ください。

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