「おね 上下巻」
田渕久美子 著
わたしの友人田渕久美子さんが書き下ろした新作”おね”です。
田渕さんと言えば、あの不朽の名作の大河ドラマ「篤姫」の脚本家として著名ですが、今回の「おね」は、彼女が小説家としても秀逸であることを証明しています。というのは、最初からテンポよく秀吉とおねの出会いに進み、全体を通して飽きさせません。
特に最終章の淀君と秀頼が亡くなった後の、高台院として過ごした場面は、涙なくしては読めません。
ぜひ、再来年か再々来年の大河ドラマになってほしい本だ、と思いました。
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