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推薦本

Dr.あんどうの2016年2月の推薦本

「天才」

石原 慎太郎 著

何故著者が、今になって田中角栄の本を書いたのか?それも一人称で。その答えは一応ご本人があとがきに載せていますが、これは本当の霊言ではないか?そう思わせる迫力がありました。アメリカの虎の尾(エネルギー政策)を踏んで、ロッキードの罠にはめられ、それでもしぶとく”闇将軍”として権勢をふるった権力者の”家族愛”は切なくかなしい。一人の人間として、一国の宰相として情熱を傾けつつ、人として生きた”田中角栄”を再確認できた素晴らしい本でした。それを、”石原慎太郎”が書いた、ということに意義を見出すべきだとも思いました。

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「決戦!本能寺」

冲方 丁 他 著

久しぶりに、趣味で本を読んだのですが、この「決戦 本能寺」が面白い!これは”本能寺の変”を、7人の作家がいろんな登場人物の目で書いています。いわば、”作家における決戦”ともいえる方式で、火花が散るような内容です。
「天地明察」で本屋大賞を獲った冲方丁さんはさすがですが、信長の五男で生まれ、武田に人質に出されていた”織田源三郎”を書いた、伊東潤さんの「覇王の血」が抜群に面白い! ワクワクして読み続け、いろんな人に紹介してしまいました。

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