院長紹介

院長紹介

院長

安藤 正之 Masayuki Ando

体のあらゆる不調は、歯の咬み合わせだけでなく、「舌ストレス」が影響しています。これは現代人にだけある特徴で、軟食による噛む回数の減少が大きくかかわってきます。

自律神経にも影響を与え、滑舌や声も左右する、「舌ストレス」という新しい概念を、医科と歯科の世界に広めること。そして、皆さんが、健康で楽しい人生を過ごす応援をしていきたいと思います。

経歴

  • 1987年 東京歯科大学卒業。
  • 1989年 安藤歯科クリニックを東中野に開院。同年、スウェーデン、イエテボリ大学・ブローネマルククリニックにてインプラントの研修を受講。これ以降は歯科を天職と思うようになる。
  • 1990年 「咬み合わせと全身の関係」の研究を独自に始め、整体・気功・オーリングテストなどを学び、様々な治療法を研究に没頭。
  • 1996年 歯学のみならず医学の視点から「咬み合わせと全身の関係」を追究するため、東京歯科大学解剖学講座の専攻生として在籍し、微生物・生理学・解剖学・生化学などの基礎研究を開始。
  • 1997年 医療法人社団健幸会設立。
  • 2000年 この頃、大切なのは「歯」ではなく「舌」ではないかとの認識が生まれる。
  • 2007年 千葉工業大学・大川茂樹教授とともに、「歯と音声の研究会」を立ち上げる。歯科とは関係のない音響エンジニアを雇い入れ、大川茂樹教授と東京芸術大学の声楽科の教授とともに、歯と音声の精査を行う。
  • 2009年9月17日 日本音響学会において、「咬み合わせ治療の発声への影響」のタイトルで日本音響学会に研究発表。(2018年11月現在、5回の発表実績)
  • 2015年 舌の大切さ、歯科の重要さを、一般医師にエビデンスを含めて伝えるため、再度微生物・生理学・解剖学を学び直す。
  • 2018年 「舌ストレス」及び「舌ストレス症候群」という名称を確立するとともに、3次元高次元に分かれた理論を構築。

資格・参加学会

発表論文・解説

  • 咬み合わせ治療による発声改善
  • 発声改善における音声の分析
  • 咬み合わせ治療の発声への影響
  • Potassium currents activated by depolarization in odontoblasts
    Kojima, Y., Kimura, M., Higashikawa, A., Kono, K., Ando, M., Tazaki, M.,Shibukawa, Y. (連絡著者)
    Frontiers in Physiology, 8:Article 1078, 2017
    doi: 10.3389/fphys.2017.01078
  • Activation of mechanosensitve TRP/Piezo channels in odontoblasts generates action potentials in co-cultured IB4-negative medium-sized trigeminal ganglion neurons
    67.Sato, M., Ogura, K., Kimura, M., Nishi, K., Ando, M., Tazaki, M., and Shibukawa, Y.
    Journal of Endodontics, 44:984-991, 2018.
    doi: 10.1016/j.joen.2018.02.020.
  • 「美味しく食べる」をサポートする味覚の科学
    17. 澁川義幸、木村麻記、東川明日香、小倉一宏、 望月浩幸、河野恭介、安藤正之、西孝一、桜井薫
    第一回:機能解剖学的視点から見た味覚
    日本歯科評論,78(7):149-153,2018

論文発表の様子

2006年に、人の音声分析のエキスパートである、千葉工業大学ロボテクス科の大川茂樹教授と、歯と音声に関する共同研究を始めました。
私の研究目的は、「歯が舌に多大なる影響を与えること」、そしてその結果、「舌が音声に多大なる影響を与えること」の2つでした。
歯の治療での音声改善は、咬み合わせ・体調改善と並んで、大きな目的の1つです。この学問が確立されれば、歌手や声優、俳優、アナウンサーなどの滑舌の悪さに苦しんでいる人たちにとって、大きな福音になります。
治療前と治療後の音声のデータを採取して、科学的に違いを検証しました。すでに発表は7回に及んでいますが、これはその中の1回です。テーブルスピーチの写真もつけますので、雰囲気を味わっていただけたら、と思います。

講演活動の様子

2022年9月10日 日本病巣疾患研究会の特別講演(東京国際交流館 国際交流会議場にて)

院長著書

原因不明の体の不調は「舌ストレス」だった

30年間舌ストレス・咬み合わせ治療を続けてきた集大成の本です。現代人で舌ストレスのない方は7%しかおらず、ほとんどの方は舌ストレスが原因の、肩こりや首のこりがあるのが現状です。 これが原因で、自律神経失調症になる方もいると推測され、この研究が現代人にとって喫緊の問題だと感じています。

単行本(ソフトカバー):240ページ 発売日:2019/1/11 販売価格:1,500円+税

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人は口から死んでいく

久しぶりに出した新刊本です。もともと、舌ストレスの重要性を医師の先生方に理解してもらうために、歯科の範囲での微生物・生理学・解剖学の再勉強を始めたのが5年前。横断的に学んでいたら、スッキリとまとまってしまって、自由国民社の担当者の人から本の出版を勧められました。私は臨床医なので、基礎の分野はいわばシロウトです。でも、患者さんと専門家との橋渡しの役目はできたのかナ、と自画自賛しております。

単行本(ソフトカバー):224ページ 発売日:2018/9/4 販売価格:1,300円+税

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学会発表・講演活動

  • 2009年 日本音響学会

    咬み合わせ治療の発声への影響

    安藤正遵他,音講論秋,3-P-9,2009.

    咬み合わせ治療の発声への影響¤

    安藤正遵,大川茂樹他
  • 2013年9月 日本音響学会

    咬み合わせ治療による発声改善における自由発話音声の分析

    安藤正遵,大川茂樹他
  • 2017年9月16-18日 第59回歯科基礎医学会学術大会(塩尻市)

    ラット三叉神経節グリア細胞の遅延整流型K+電流

    95.小島佑貴,東川明日香,大山定男,河野恭佑,安藤正之,西孝一,黒田英孝,木村麻記澁川義幸,田﨑雅和

    メルケル細胞-神経細胞間コミュニケーション(Neural communication between Merkel cells and neurons)

    96.東川明日香,小島佑貴,寺島‐重藤玲子,井上博之,河野恭佑,安藤正之,黒田英孝,木村麻記,澁川義幸,田﨑雅和

    象牙芽細胞における高pH感受性store-operated Ca2+ entry(SOCE)

    98.木村麻記,小島佑貴,東川明日香,大山定男,隝田みゆき,安藤正之,河野恭祐,田崎雅和,澁川義幸
  • 2018年3月28-30日 第95回日本生理学会大会(高松市)

    Odontoblasts express plasma membrane Ca2+-ATPase 1 and 4

    102.Kimura, M., Higashikawa, A., Kojima, Y., Terashima-Shigefuji, R., Inoue, H.,Nagai, S., Kamata, S., Shimada, M., Kuroda, H., Ogura, K., Mochizuki, H., Kouno, K.,Ando, M., Shibukawa, Y., Tazaki, M.
    The Journal of Physiological Sciences, 68(1): 149, 2018
  • 2018年6月29日 第17回釧路ニューロサイエンスワークショップ(釧路市)

    象牙質形成の神経性制御: 象牙芽細胞におけるstore-operated Ca2+ entry (SOCE)

    105.西孝一、望月浩幸、木村麻記、東川明日香、大山定男、大房航、隝田みゆき、安藤正之、河野恭佑、櫻井薫、澁川義幸
    抄録集 pp24
  • 2018年7月25-28日 96th General Session & Exhibition of the IADR, IADR PAN EUROPEAN REGIONAL CONGRESS(イギリス、ロンドン)

    Activation of Gs-protein-coupled receptors increases intracellular cAMP level inodontoblasts

    107.Kimura, M., Higashikawa, A., Ohyama,S., Mochizuki, H., Kouno, K., Ando, M., Tazaki, M., Shibukawa, Y.
    96th IADR PROGRAM BOOK, 1603, 2018
  • 2018年9月5-7日 第60回歯科基礎医学会学術大会(福岡市)

    象牙芽細胞においてGsタンパク質共役型受容体活性化は細胞内cAMPレベルを増加する

    108.木村麻記、東川明日香、大山定男、大房航、隝田みゆき、黒田英孝、望月浩幸、安藤正之、河野恭佑、澁川義幸
    Journal of Oral Bioscience Supplement, 379, 2018

    骨芽細胞の機械感受性イオンチャネル発現第

    109.永井佐代子,東川明日香,大山定男,大房航,望月浩幸,安藤正之, 河野恭祐,木村麻記,澁川義幸,片倉朗
    Journal of Oral Bioscience Supplement, 371, 2018

    新生仔ラット三叉神経節細胞における機械刺激受容

    112.東川明日香、木村麻記、隝田みゆき、大房航、大山定男、安藤正之、河野恭佑、望月浩幸、澁川義幸
    Journal of Oral Bioscience Supplement, 263, 2018

    象牙質痛は象牙芽細胞と歯髄ニューロンの神経性伝達で生じる

    113.大山定男、人見涼露、東川 明日香、大房航、望月浩幸、安藤正之、河野恭佑、黒田英孝、木村 麻記、小野 堅太郎、渋川 義幸
    Journal of Oral Bioscience Supplement, 465, 2018
  • 2019年3月28-31日 第96回日本生理学会大会(神戸市)

    Intracellular cAMP induces Ca2+ influx in odontoblasts 9th Federation of the Asian and Oceanian Physiological Societies congress (FAOPS),

    119. Maki Kimura, Asuka Higashikawa, Sadao Ohyama, Wataru Ofusa, Miyuki Shimada,Hidetaka Kuroda, Hiroyuki Mochizuki, Masayuki Ando, Kyosuke Kono, Yoshiyuki Shibukawa
    The Journal of Physiological Sciences, 69(1): 173, 2019

    Direct Mechanical stimulation evoked Gd3+-sensitive inward current in trigeminal ganglion neurons 9th Federation of the Asian and Oceanian Physiological Societies congress (FAOPS),

    122. Asuka Higashikawa, Maki Kimura, Miyuki Shimada, Hidetaka Kuroda, Wataru Ofusa,Sadao Ohyama, Masayuki Ando, Kyousuke Kono, Hiroyuki Mochizuki, Yoshiyuki Shibukawa
    The Journal of Physiological Sciences, 69(1): 241, 2019
  • 2019年6月19-22日 97th General session & exhibition of the IADR(カナダ、バンクーバー)

    Stretch-activated Ionic Channels in Rat Trigeminal Ganglion Neurons

    123. Asuka Higashikawa, Maki Kimura, Miyuki Shimada, Wataru Ofusa, Sadao Ohyama, Masayuki Ando, Kyosuke Kono, Hiroyuki Mochizuki, Yoshiyuki Shibukawa
    Canada 97th General session & exhibition of the IADR Program book 226, 2019

    Intracellular cAMP increase evokes Ca2+ influx in odontoblasts

    123. Kimura M, Higashikawa A, Ohyama S, Ofusa W, Kuroda H, Mochizuki H, Ando M, Kono K,Shibukawa Y.
    97th General Session & Exhibition of the IADR, June 19-22th, 2019, Vancouver, Canada 97th General Session & Exhibition of the IADR Program book, 173, 2019
  • 2019年11月28-30日 The 4th Asia Pacific Regional Congress of the International Association for Dental Research(オーストラリア、ブリスベン)

    Neurotransmission between odontoblasts and pulpal neurons generates dentinal sensitivity: in Vivo study

    126. Sadao Ohyama, Suzuro Hitomi, Asuka Higashikawa, Wataru Ofusa, Hiroyuki Mochiduki,Masayuki Andou, Kyosuke Kono, Hidetaka Kuroda, Maki Kimura, Kentaro Ono,Yoshiyuki Sibukawa
    Australia Poster number 84
  • 2021年9月 日本病巣疾患研究会にてランチョンセミナーで講演
  • 2022年9月 日本病巣疾患研究会にて特別講演

    演題「狭小歯列による歯の舌への刺激 ~下顎偏位・咬み合わせ不良と不定愁訴の関係について~」

  • 2023年10月28日 耳鼻咽喉科心身医学研究会

    狭小歯列と「舌ストレス」に起因する不定愁訴~おもに首コリ・肩のコリなど頭頚部筋緊張性について~

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