第1回 Drあんどうの舌ストレスヒストリー
Drあんどう 自己紹介
こんにちは。「舌ストレスと咬み合わせ治療の歯科医師」、安藤正之と申します。
今日は、自己紹介を兼ねて、なぜ私がこの「舌ストレスと咬み合わせ治療」の研究をしているのか?についてお話します。
私は東京中野区で開業をしている歯科医です。
この地で開業して、すでに30年を超えました。
安藤歯科クリニックの待合室
私はもともとインプラントや審美歯科などを勉強していた普通の歯医者さんでした。
開業医でも世界で活躍している先輩にあこがれて、自分もそうなろうと夢見て、勉強をものすごくしていました。
これらは、スゥエーデンやアメリカの研修を受けに行ったときのものです。
スゥエーデン インプラントセミナー ブローネマルククリニックにて
アメリカ メンブレンゴアテクスセミナー バームスプリングスにて
歯科のブラックボックス 「咬み合わせ」
しかし、どんなに勉強をしても、ますます分からなくなったものがありました。
それが咬み合わせです。
当時、私はアメリカの最新の咬み合わせ治療の研修を受け、自信をもって治療をしていましたが、その通りにやると、肩こりや腰痛が出てしまうことに気づいたのです。
その時は、その患者さんたちのカルテを持って、師匠に聞きに行ったのですが、相手にされませんでした。
日本で咬み合わせを教えてもらった師匠には、「世の中分からないことがある。分からないところには手を出すな。地獄を見るよ」
と忠告を受けました。
確かに分からないことには手を出さない。
これも一つの良識です。
でも、いま自分の患者さんが、おそらく自分のせいで苦しんでいる。
どうするんだ?
師匠もいない。教科書もない。
でも、私は分からないことに挑戦するという方向にかじを切りました。
目の前に患者さんがいたからです。
ゼロからのスタート
そして、まず大学の教授に頼んで、生理学と解剖学、微生物学を学びなおしました。
特に解剖は、学生さんと一緒に解剖実習に参加させてもらいました。
それからオーリングテストと気功を学びました。
カイロプラクティックや生体の勉強をしたのもそのころです。
とにかく、治すためには何でもやる!」
それ以後はこれが私のモットーになりました。
2年ぐらいの研鑽を積んだ後、ようやく咬み合わせ調整と気功・整体で、肩こりや首のコリ・腰痛、偏頭痛、めまいなどの症状を緩和出来るようになりしたたが、中には全く効果のない人もいました。
これを見てください。
安藤歯科クリニックで使用している「不定愁訴表」
これは当院で患者さんに書いてもらっている不定愁訴表です。
1から39まで、体の不調があれば記入していただくようになっています。
例えば、いつもすごくつらい肩コリがある場合は、6.の肩こりの欄に◎。
いつもあるな、ぐらいだと〇。
ときどきあるな、という場合は△。
ない場合は書かない。
この表には特徴があり、どこに集中的に丸がついているかで、原因は咬み合わせなのか?ストレスなのか?アレルギーなのか?を推測できるようになっております。
そして、この表についている印を無くすこと、つまり体調が良くなってもらうことを主眼に、咬み合わせ治療をしてきました。
「舌」の重要さに気づき始める
しかし、歯の咬み合わせ調整をすることで、肩こりや腰痛が治る人は治るのですが、あまり効果のない人も中にはいて、何が問題なのか分からず、それが悩みでした。
そんな時、もしかしたら、これは「舌」が問題ではないか?ということに気づくわけです。
咬み合わせ治療の重要な決め手は、舌だったのです。
さて、次回は、「舌」に大事さについてお話をします。