Dr.あんどうの9月の推薦本

「猟師の肉は腐らない」

小泉武夫著

久々に肩の凝らない娯楽に徹した小説を読みました。
著者は発酵の専門家だそうですが、日本人離れした好奇心と胃袋で、数々のゲテモノも制覇してる御仁。
その先生が、縁あって猟師の友人のところへ遊びに行く。
今の日本がなくしてしまった原風景に、感動しきりとなるお話です。
私も瞬く間に引き込まれてしまいました。

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「食でたどるニッポンの記憶」

小泉武夫著

食の巨人、小泉武夫センセイ(漢字よりカタカナの方が似合う大学教授なのです)の食い物歴史。
昔の日本(とはいってもホンの50年前)の食事は、固いものも多いけれど、湯気が立っていました。
インスタント食品に代表される日本の食文化の変遷は、口の中の歯と歯のアーチと密接に関係があります。
これはダーウィンの進化論でも説明ができますが、今月は難しいことはナシ。
是非、セピア色の思い出を楽しんでください。

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