「三国志名臣列伝」
宮城谷昌光著
私が若いころからはまっていて、なおかつ付箋を大量につけてしまう作家が二人います。
それが中国史の宮城谷氏とローマ史の塩野七海氏です。
どうしてこんなに深く掘り下げられるのか?あの世へ行って故人から聞いているのではないか?と疑ってしまうほど、深遠な世界を描き出してくれます。
今回は余興として付箋をつけたままにしてみました。もしよかったら、皆さん自身と見どころを比べてみてくださいね。
私が若いころからはまっていて、なおかつ付箋を大量につけてしまう作家が二人います。
それが中国史の宮城谷氏とローマ史の塩野七海氏です。
どうしてこんなに深く掘り下げられるのか?あの世へ行って故人から聞いているのではないか?と疑ってしまうほど、深遠な世界を描き出してくれます。
今回は余興として付箋をつけたままにしてみました。もしよかったら、皆さん自身と見どころを比べてみてくださいね。
何の分野でもそうですが、西洋医学の上に立脚し、それだけではない尋常ならざる観察を経てたどり着いた結論は、素晴らしい結果を生みます。
現代人の多くが、糖質過多であり、カロリーのとりすぎであることは、私も減量時に身をもって実感しました。
肉体労働でない限り、基礎代謝に必要な1500カロリー程度は、一食で到達してしまいます。
菓子メーカーの意図を暴き、”縄文人に戻れ”との著者からの発信は、私も心より賛同します。
ぜひこの機会に、ご自身の食生活を見直してみてください。
私が思う、日本で最も胆の坐った女性、サイバラこと西原理恵子女史の魂こもった本です。
私は日本の女子の教育をこの人と塩野七生女史にやってほしい!
157ページにある、「結婚はしても、しなくても、どっちでもいいから、無職で子供は育てないでね。それだけはお願いね。」という言葉。
このメッセージに、この人の深い愛情を感じました。
養老孟司氏の「バカの壁」とは一味違った、ビートたけしの「バカ論」。
すべて「おいら」の一人称で、自分もバカだと認め、楽しく温かく、とんでもない人たちのことを紹介していきます。
「バカが治るわけじゃない。でも、バカをバカと認め、それを一緒に笑い合うことができれば本望だ」。
人間学を学びつつ、肩の力を抜いて気楽に楽しめる、そんなたけしの真骨頂のような本です。
古文書解読のネイティブとして著名な磯田氏の新刊です。
さすがに面白ネタが満載の本書ですが、特に山田方谷のことは、まったく知りませんでした。
「世に小人なし。一切、衆生、みな愛すべし」とは、キリストやブッダに匹敵する器の大きさです。
西郷隆盛が小さく見える、そんな偉人を集め解説した、ニッチかつ愛すべき本でした。
著者の、空海・弘法大師についての本がとても面白かったので、流れで買った本です。
この時代の僧は、軍師であり、若殿の家庭教師であり、情報収集に長けた忍びでもあり、医者でもあります。
それでいて、衆生を救う役も仰せつかり、殿様のメンタルケアや教師役にもなる。
中でも、足利尊氏と二人三脚で歩んだ夢窓疎石は、私心なく尊氏を支えた理想の人物。
尊氏とともに、現代に蘇ってリーダーになってくれたら・・と思うのは、おそらく私だけではないでしょう。
キリンビールで人生を謳歌していた著者が、父親の急逝で突然家業を引き継ぐ羽目に。
しかも、その会社は40億の借金を抱えるボロボロの飲食業だった・・・。
涙と感動の実録です。メガバンクの冷酷な対応も納得がいきます。
これを読めば、大体の苦境は大したことがないと、心から思えるでしょう。
人生を応援してくれる一冊であり、特に経営者におすすめですが、それ以外の人にも読んでほしい本です。
久々に肩の凝らない娯楽に徹した小説を読みました。
著者は発酵の専門家だそうですが、日本人離れした好奇心と胃袋で、数々のゲテモノも制覇してる御仁。
その先生が、縁あって猟師の友人のところへ遊びに行く。
今の日本がなくしてしまった原風景に、感動しきりとなるお話です。
私も瞬く間に引き込まれてしまいました。
食の巨人、小泉武夫センセイ(漢字よりカタカナの方が似合う大学教授なのです)の食い物歴史。
昔の日本(とはいってもホンの50年前)の食事は、固いものも多いけれど、湯気が立っていました。
インスタント食品に代表される日本の食文化の変遷は、口の中の歯と歯のアーチと密接に関係があります。
これはダーウィンの進化論でも説明ができますが、今月は難しいことはナシ。
是非、セピア色の思い出を楽しんでください。
昔からアメリカという国がよく理解できなかったのですが、この本でようやく本質に行き当たりました。
と同時に、民主党政権の頃に閣僚が何度も口にしたという、「日本という国はもうだめかもしれない」は、「まだまだ大丈夫」と言い直すことができそうです。
確かに日本は地盤沈下していますが、精神性は世界に冠たるものであることがわかります。
“アメリカは白人と黒人の国”、そして”二極化の国”。
“調和の国”である日本が、世界に活躍の場を得るのは、まさにこれからかも。そう確信させてくれる本でした。
今や摂食嚥下がどんなに大切か、知らぬ人はおそらくいないと思います。
同じく、誤嚥性肺炎の怖さも。
これから高齢化社会を迎えるにあたって、歯科と隣接区域である気管食道科の連携はとても大切になります。
のどの筋トレや、呼吸トレーニングは、歯科1~3ヶ月のメインテナンスと並んで、これからの高齢者の大きな味方になるでしょう。
片岡鶴太郎さんの多彩タレントぶりは、おそらく皆さんがよくご存じだと思います。
現在62歳。芸人・画家・書家など、いろいろなものにチャレンジして、そのすべてに結果を出し、今なおチャレンジ精神にあふれているその姿は、驚嘆に値するところです。
その人生を深堀りした先に見つけた、珠玉の言葉を聞きたくて購入しましたが、素晴らしいのはその自然体精神。
最後に出てくる(P209)、プロとしてではなく、家庭におけるただの「人」としてのあり方は、我々熟年の、特に男性にはとても参考になると思います。
これは「見かけが大事」というだけの話ではありません。これはヒラメキの話です。
“第六感”ならぬ”第一感”が人間には備わっていて、しばしば自分の判断に大きな影響を与えている。
これをビジネスに使えば大ヒット商品を作ることもできるし、カウンセリングに使えば、7年後の離婚を正確に予測することもできるそうです。”鍛えぬいたプロの目”が素人とどこが違うのか、も解説しています。
この本はニューヨークタイムスのベストセラーリストに1年間載り続けました。
それだけの価値のある優れた研究だと思いました。
今やとどまるところを知らない勢いのライザップ。
つい先日も、ライザップとキリンの合同開発商品、”ピーチ味のプロテイン”が売り出されました。
「体を絞る」ことよりも、「結果を出す」ことに商品を絞ったため、すべての範囲がライザップの適応範囲となり、英語、ゴルフの他、今後も多岐にわたって快進撃が続くと思われています。
その最初の”ダイエット”の戦略に絞って、著者が体験したことをまとめたのが本書です。
お客さんだけでなく、社員にも大いなる希望を与えるライザップ。
その秘密に迫った一冊です。